月下のぬくもり (完結済) あらすじが下部にあります ●目次● 19.十九 20.二十 21.二十一 22.二十二 23.二十三 24.二十四 25.二十五 26.二十六 27.二十七 28.二十八 29.二十九 30.三十 31.三十一 32.三十二 33.三十三 34.三十四 35.三十五 36.三十六[完] [*前へ] 桂秋は町医者の弟子として人々の面倒を見ている娘である。 ある日、師である町医者が宮中に呼ばれ、桂秋も付き添う。 皇帝の体調が優れず、侍医が知り合いである町医者を呼んだのだ。 すると皇帝は桂秋に興味を示し、そのまま引き止めてしまう。 町医者の診察によると、皇帝はどうやら誰かに毒を盛られているようだった。 皇帝の父帝は、晩年悪政を敷き、多数の人間の恨みを買っていた。 そのため先帝を恨む人間が、現在の皇帝をも恨んでおり、それで命を奪おうとたくらんでいるのではないかとされた。 犯人探しを始めるが、なかなか見つからない。 それに何より皇帝本人が、自分の体調不良に興味を示さない。 恨まれて殺されても仕方がない、と言うばかりだった。 2011/05/14 up [戻る] |