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其の参

1.たとえば七色の音を持っていなくても、きらめく風をまとえなくても、覗いた鏡に映るのが自分だったら、それだけで素敵なの。
2.叶えられない事がある、たとえば時が止まれば良いとか。
3.伸ばしたこの手をとって頂くことは不可能ですか、嗚呼、貴方はどこまでもその華奢な両脚で立とうとする。
4.無様なのは嫌いです、そんな私が一番無様なのですけれど。
5.歩む先に何があるのか解らないままでも、このまま手を繋いでいてくれますか?
6.誰より優しく、上手な嘘をつく柔らかい唇は。
7.涙など忘れた振りをして、いちばん泣き虫なのは他でもない私です。
8.どこへも行けなくて良い、雨の日は二人寄り添って。
9.似ている人をつい目で追ってしまう癖も、直さなきゃね。
10.貴方なしで生きてゆけるはずもなかったのに、ああ、どうしてあの時手を離してしまったの。

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