[携帯モード] [URL送信]

「はぁ…ここまで来れば大丈夫だろっ」


しばらく走り、後を追ってこないことを確かめて陸はやっと止まった。


『ね、みんなほっといていいの?』

「ん?いーのいーの!それよりもさ、どっか見たいとことかある?」


涼はみんなのことを心配するが陸は知ったこっちゃない、と言う感じで涼とどこで過ごそうか悩んでいる。そんな陸の楽しそうな様子につられつい涼は、


『お庭みたい!!』


と答えてしまった。


「よし、なら早速行くぞ!!」

『おーっ!!』


2人のテンションが高いまま、ホテルの庭へと向かった。






「あれ?涼は?」

「あっ!!陸もいない」

「やられた…」


涼が居ないことに気づいた京一たち。海も陸が居ないことに気づいた。やられてしまったと後悔する者もいれば、早速探しに行く者もいる。その中のひとりが追い付くのだが、それはもう少し先の話だ。

[*前へ][次へ#]

19/120ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!