2 突然竜也が涼を誘った。だが周りにいる人がそれを許すはずもなく、全員で涼を取り合い始めた。 香「ダメだ、この後は俺と回るんだ」 英「えーっ僕じゃないの?」 京「俺だって一緒にいたいんだけど」 海「京一はさっきまで一緒だっただろ」 『あ、あのっ』 それぞれがわがままを言い出してしまい、涼が止めに入ろうとした。だが次は誰が涼と一緒になるか、それしか頭に無いらしく誰も聞いていない。元太と大地もその場を抑えるので精一杯だ。 するとその場に加わらなかった者が1人、抜け駆けと言う行動にでた。 「涼、こっち」 『えっ陸ちん?』 陸が涼の手を取り外へ向かって走り出したのだ。京一たちは自分のことに必死でまだ気付いていない。 [*前へ][次へ#] [戻る] |