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「アンジールに会えて嬉しいくせに、素直じゃないね」
「プッ!マジかセフィロぐえっ」

ナマエがボソッと呟くと、セフィロスはムッとした顔をしてナマエを見下ろす。
どうやら図星だったらしく、反論はナシ。
ザックスもナマエに便乗してセフィロスをからかおうとしたが、笑った時点で派手に頭を叩かれてしまい、失敗におわる。

セフィロスは咳払いをひとつして、アンジールに向き直る。
アンジールは事情を知らない三人に、この奇襲の目的を説明した。

「早速だが…ホランダーは宝条抹殺をジェネシスに命じているはずだ」
「宝条って、科学部門統括の?」
「あぁ…ホランダーは宝条に自分の地位を奪われたと思っている」
「ならば狙いは、上の科学フロアか」

頭の回転の早い彼等は、真っ先に科学フロアを目指そうと意気込んだ。
しかし、一人だけ気乗りしないと言わんばかりに素っ気ない人物がいた。



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