[携帯モード] [URL送信]
*



「宝条など放っておけ」
「え。セフィロス?」

セフィロスは三人に背を向けて、科学フロアとは反対に向かって行ってしまった。
ザックスとナマエは首を傾げる。

「相変わらずだな…」
「え?」
「セフィロスは宝条が気にくわないんだそうだ」
「何で?宝条って人が…セフィロスとなんか関わりが?」
「…まぁ、それは俺から話して良いものか解りかねるな。時間のあるときに本人にでも聞くことだ」

それよりも、とアンジールは話題を戻す。

「此処より下部はセフィロスに頼むとして、外は俺に任せろ。ザックスとナマエは上だ…宝条博士は任せた」
「うん、分かった」
「了解!」

ザックスとナマエが元気に頷くと、アンジールは優しく微笑んで窓から外へ羽ばたいていった。

ザックスはアンジールを見送ると、キュッと剣を握る掌に力を込めた。
ナマエは不思議そうにザックスを見上げる。

「ザックス?」
「ナマエは、分かるか」
「え?」
「アンジールが何を考えてるのか」






[*前へ][次へ#]

3/8ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!