* 「アンジールに会えて嬉しいくせに、素直じゃないね」 「プッ!マジかセフィロぐえっ」 ナマエがボソッと呟くと、セフィロスはムッとした顔をしてナマエを見下ろす。 どうやら図星だったらしく、反論はナシ。 ザックスもナマエに便乗してセフィロスをからかおうとしたが、笑った時点で派手に頭を叩かれてしまい、失敗におわる。 セフィロスは咳払いをひとつして、アンジールに向き直る。 アンジールは事情を知らない三人に、この奇襲の目的を説明した。 「早速だが…ホランダーは宝条抹殺をジェネシスに命じているはずだ」 「宝条って、科学部門統括の?」 「あぁ…ホランダーは宝条に自分の地位を奪われたと思っている」 「ならば狙いは、上の科学フロアか」 頭の回転の早い彼等は、真っ先に科学フロアを目指そうと意気込んだ。 しかし、一人だけ気乗りしないと言わんばかりに素っ気ない人物がいた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |