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雪屑のエスカレーター




仕方がないと我ながら思う、だってこれでレギュラーにほとんど会ってしまっているし、一緒に行動していれば、そのうちレギュラー全員に会ってしまうだろうから。

「………」
「俺様に向かって、反抗的な態度だな」

と、言いながらも面白そうな物でも発見したかの様に、口元に笑みを見せる

「だったら何?」

反抗的な態度は当たり前、だって関わりたくない

特に跡部とは……
この人に関わると、必然的にレギュラー全員と顔を会わせかねないからだ。
なるべく、避けておこうと、冷たい態度を貫こうとして跡部を睨むが
私のその態度に、また口元に笑みを浮かべてニヤリと笑って見せる。

「お前、気に入った。テニス部のマネージャーになれ!!」

「はぁっ!?」

な、何言っちゃってるのかなコイツ!?
テニス部のマネージャー?、睨まれた相手に対してどうしてマネージャーに誘うのか
目の前の人間の考えが、まるで解らない。
出る言葉がなくて、唖然としながら跡部さんをポカーンと見上げた。




2014/2/24[Mon]

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