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雪屑のエスカレーター



「……っ!?」

そこには私の写真が写っていた
しかも送信した人物は、忍足さんだ。
それも一斉送信。

「忍足が面白い奴がいるってテニス部レギュラー全員にな」
「ぅう゛……」


何それしかもレギュラー陣全員に、何の公開処刑ですか?

「しかし、転校生初日にお前ついてないな。忍足に取り付かれ掛かるし、長太郎のサーブが当たり掛かるしな」
「………」

極めつけにレギュラー陣に何かと関わるし…

嗚呼、いったいどうしてこんなことに
もしかして前の世界と同じで、神様の手違いのせい何だろうか?

考えても仕方がないが、諦めるわけにはいかない。

が、しかし案の定私の願いは叶わなかった。

保健室に人が入って来る。


「おっ、居たか。宍戸、鳳!!お前ら何し……アン?」

保健室に入るなり、怒鳴り散らす人と目があった。

「…もしかして忍足の言ってた転校生の津軽七美か?」
「は、はい」


何だろうこの人、威圧間が絶えない上から目線口調は……
ん?忍足さんの写真…まさか、テニス部レギュラー陣!?
ふと顔を上げる

「げっ」
「アン?人の顔見るなり、げっとはなんだ!」

目の前にはあの跡部が立っていた。


2014/2/12[Wed]


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