[返信する] [最初から全部] [*前] 紅い彼岸の戦い〜激突〜 By 親方 2007-02-05 00:46:42 長くてゴメンナサイ… N902i [編集] By 親方 2007-02-05 00:51:43 パチュリーは亡霊達の突撃を三度くい止めたが、次々と新人を送り込んでくる。 墜に覚悟を決めた。小悪魔を呼び自分の帽子を渡した。 パチュ『私は今から討死にするけど、敵の手に渡るのはしゃくだからこれをレミィに渡してちょうだい!』 小悪魔は共に討死したいと願ったが、あまりの表情に込み上げるものを呑み下した。 パチュ『必ず…わたして……ちょうだ……ゴフ!!』 小悪魔『パ、パチュリー様!!』 元々体が弱かったパチュリーは初めて大声を出したものだから、肺が破裂してしまった。 パチュリー『と、とつげ…き…』その言葉を残し息を引き取ったのだった…… その頃、奇襲部隊の美鈴は敵陣跡を見て茫然としていた。そして次の瞬間、 美鈴『お、お、おじょうさまあ〜〜!!』 と転がるように奔り始めた。 転んだ仲間を踏み付けてでもレミリアの元に駆け付ける事だけが脳裏いっぱいに広がっていた。 N902i [編集] By 親方 2007-02-05 00:53:32 どんなに討たれても紅魔勢は総崩れすることがなかった。 破られても破られても残った部隊でまとまりを作りレミリアの前を固めた。 さすがの幽々子も焦りが生じた。美鈴達が押し寄せて来るのが見えて来たのだった。 ――もはや時がない。 美鈴達を見た紅魔勢は気力をふるい立たせて、亡霊勢は意気を奪われた。 幽々子は決断した。退却の命令を出したのだった。 幽々『退却するわよ!小町、藍。あなた達がしんがりを努めなさい!』 藍『判りました!』 藍は忍びの経験がある為、馬に騎乗していなかったが右手に刀、左手に槍を持ち兵をまとめつつしっかり役目を果たしていた。 藍の家に代々伝わる武具、『素波の剣』『天弧の槍』を持ち舞う様にして闘う藍に敵も苦戦必死だった。 一方の小町は愛用の大鎌をブンブンふり回し、次々と敵を倒し『まさに死神だ!』と言われ近づく者はいなかった。 その頃幽々子は@の帽子を脱ぎ捨てた。 ――私が紅い悪魔を討つ!おやつの饅頭を包んでいた白い布に顔を隠した。 総大将が一騎打ちに挑むのはありえないことである。レミリアに到達する前に、敵に覚られ打たれたらとんだ恥辰となってしまう。 自分が突っ込むのはひたすらレミリアを仕留めてやると言う気持ち一つからだった。そして『紅魔』の旗のもとへ突き進んだ。 N902i [編集] [最初から全部] [*前] [返信する] [新規トピ] [戻る] |