[
携帯モード]
[
URL送信]
メッセージの編集
お名前
メールアドレス
※変更する場合のみ入力して下さい
本文
どんなに討たれても紅魔勢は総崩れすることがなかった。 破られても破られても残った部隊でまとまりを作りレミリアの前を固めた。 さすがの幽々子も焦りが生じた。美鈴達が押し寄せて来るのが見えて来たのだった。 ――もはや時がない。 美鈴達を見た紅魔勢は気力をふるい立たせて、亡霊勢は意気を奪われた。 幽々子は決断した。退却の命令を出したのだった。 幽々『退却するわよ!小町、藍。あなた達がしんがりを努めなさい!』 藍『判りました!』 藍は忍びの経験がある為、馬に騎乗していなかったが右手に刀、左手に槍を持ち兵をまとめつつしっかり役目を果たしていた。 藍の家に代々伝わる武具、『素波の剣』『天弧の槍』を持ち舞う様にして闘う藍に敵も苦戦必死だった。 一方の小町は愛用の大鎌をブンブンふり回し、次々と敵を倒し『まさに死神だ!』と言われ近づく者はいなかった。 その頃幽々子は@の帽子を脱ぎ捨てた。 ――私が紅い悪魔を討つ!おやつの饅頭を包んでいた白い布に顔を隠した。 総大将が一騎打ちに挑むのはありえないことである。レミリアに到達する前に、敵に覚られ打たれたらとんだ恥辰となってしまう。 自分が突っ込むのはひたすらレミリアを仕留めてやると言う気持ち一つからだった。そして『紅魔』の旗のもとへ突き進んだ。
画像
設定パスワード
編集する
削除する
無料HPエムペ!