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「ご、ごめん・・・なさい・・・」
思わず謝ることしか出来なくなる(俺が敬語を使うなんて、滅多にないんだからな!)。すると彼らは俺に構う時間などないのだ、と思い出したかのように目線を俺から机の上の参考書とノートにスライドさせて、また黙々と勉強を始めた。
「なんで、いきなり勉強するとか言い出すんだよ!」
今度こそは彼らに冷たい視線を与えられないように小さな声で、まだ笑い続けているロイに怒った。
「だって、おまえは主席だから何も考えなくたっていいけどさ。一様、俺は次席なんだぞ?つまり、まだ俺は上を目指せる訳だ」
ああ、成る程。何となく、納得。だけど、何となく、むかつく。
「ふーん」
まあ、俺が主席以外になることはないと思うけどさ。
いや。も、もし。もしも、だ。もしも主席をロイに奪われたらどうしようか。「俺と勉強、どっちが大切なんだよ」とでも言ってみるか?いや、やめた。馬鹿らしい。



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あきゅろす。
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