長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その13
「うぉ……!!」
「な、中々良い家だな…」
僕の家を見て驚くミッチーとター君。
硫ちゃんは驚いたというより、寧ろ嬉しそうだ。
「カッコイイ家だね!!勇ちゃん!!
勇ちゃんちのお父さんて何やってんの!?」
「え…?…あ…。
iグループってゆう会社の…一応、社長さん…なんだけど…」
嫌味に聞こえたかも…。
そう思うと、何だか恥ずかしい気がして俯いていると、僕の肩をター君がポンっと叩いた。
「勇輝…俺等はダチの家が金持ちだからって、妬む様なカスじゃないぜ…
オメーが卑屈になる事なんかねぇよ…」
「そーだぜ勇輝!!
まぁ…ちっとビビったけど、俺等こーゆー家は硫ちゃんちで慣れてっからよ?」
明るく笑うミッチーに『やれやれ』といった表情で微笑むター君。
……友達ってこんなに暖かいんだ。
きっと誰も見て無かったら嬉し泣きしてる…。
本当に奔城高校に入学して良かった!!
さて、門をよじ登ろうとしてる硫ちゃんを止めるか♪
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