長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その8
開始早々、強烈なパンチを貰った僕は、意識のほとんどを失ってしまった。
だから、何で周りの人達のテンションがこんなに高いのか、僕には分からない………。
周りの人達は口々に、
「エイドリ○ーン!!」
とか、
「道徳ぃ!!引いてんじゃねーぞ!!」
とか、言ってる。
視界はグニャグニャだけど、不思議と何処も痛く無い。
歪む視界の中、オールバックの不良が拳を振り上げ走って来た。
勝てなくても…せめて一発…一発だけでも返さないと
……男じゃない!!
「うわぁぁぁぁ!!!!」
―――――ゴッ!!!!
ヤケクソで体当たりを敢行した僕の額に、激痛が走った………。
そして僕は、完全に意識を手放した…。
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