長編メイン小説【もっとX2強くなれ!!】
その9〜決着そして和解〜
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「オイ…怪我人を揺さぶるじゃあねぇよ…」
「だ…だってぇ…」
何だろこの会話…?
重い瞼をこじ開けると、黄色く汚れた天井が目に入る。
「あ!!勇ちゃん!!」
「おっ。目ぇ覚めたか」
横を見ると、金髪をツンツンに立てた可愛い子と、緑髪のデカい男が座って居た………。
硫介君とター君さんだ。
「ぼ…僕…一体…」
そうだ…さっき僕はミッチーって呼ばれてる人と喧嘩したんだ!!
…よく覚えてないけど…
「僕…負けたんだ…」
そう呟くと、硫介君は左右に大きく頭を振って、仰向けに寝ている僕に抱き付いてきた。
「凄かったよ!!勇ちゃん!!喧嘩の勝ち負けは、本人達が決める事だよ!!」
硫介君はそう言うと、僕の隣のカーテンを一気に捲った……。
そこには、さっきまで僕を痛め付けていた人物が、ふて腐れた顔でベットの上に胡座を組んで座って居た…。
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