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「だったら俺がそこいくぜ?」
「天馬はいつも一緒に食ってるだろ!おれは信司がいいんだっ!な、いいだろ!?」
そういって、早くどけ、と僕をムリヤリ隣に座らせといて追い出した。
ちょっとバランス崩したのをしーくんが受け止めてくれて、深いため息をついたあと仕方なさそうにそこに座る。
え…っと思って見てたら、しーくんはその隣のイスに僕を座らせて、ほんの少し、体をこっちに寄せてきてくれたんだ。
嬉しい…。
「なぁ信司!なに食うんだっ?!ここの何でもすげー美味いんだぜっ!」
「っ…隣にいるんだからもう少しボリューム下げてくれ…」
「ボリュームとか意味分かんねぇよ!なぁ天馬っ!」
「くっ、そうだな」
「めぐるがわざわざ話しかけてくれてるんですから、愛想よくしたらどうですか」
「四葉、そんなこといっちゃダメだろ!?信司は緊張してんだよ!な?!そ、そうだ!おれが手、握っててやるよ!」
人肌感じるとなんか落ち着くだろ!?っていって、めぐるくんはしーくんの手を握り締めた。
その目は、どこかキラキラと輝いてしーくんを見つめていて、僕はズキリと心が痛む。
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