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しーくん…と見上げたら、しーくんも眉間にシワを寄せて、めぐるくんの手をそっと払った。

会長様たちがホッと息を吐いたのを見逃さなかったけど…。



「なんだよ信司!照れてんのか!?」

「そういう過度な接触はやめてくれ。それに俺は疲れてるんだ、頼むから大きな声は出さないでくれ…」

「疲れてるってなんだよ!そうだおれ信司にいうことあったんだぞ!生徒会、サボるなんてダメだ!今すぐ謝って明日から生徒会室こいよ、なっ?!」

「…だから、俺がサボってると誰がいった」

「だってそうだろ!?いつもいねーし、天馬たちもそういってたもん!なぁっ!?」

「っ、…あ、ああそうだ。いつまでサボってる気だ」

「い、いい度胸ですよね、全く」



……何、いってるの…?
仕事をしてるかしてないかなんて、この人たちが一番分かってるじゃんか。
してないのはそっちなのに、本人がいるのにどうしてそこまで嘘つくの…?

そんなにっ、めぐるくんに誉めてほしいならまずはちゃんとやればいいのに!



「そうか、お前らがそういったのか…」

「な!?だから明日からはちゃんと…」

「ちゃんとしてる、よっ!」

「か、奏?」


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あきゅろす。
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