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『え、海くん?』

涼は慌てて海に近寄る。

「あーもー、何もなくて良かった。あそこでとめるとか心臓に悪い」

そう言って海は涼を抱きしめた。

『ぁ…ぇあ?か、海くん?心臓悪かったの?』

いきなりの行動に照れながらも心臓に悪いと言った海を心配する。

「はは、悪い。そう言う意味じゃないんだ。それよりも小腹、空いてない?」

心配までしてくれた涼を離し、立たせて海はそう聞いた。

『お腹、は…少し空いたかも//』

「ならアイス食べに行かないか?」

『行くーっ!!』

海は少し空いたかも、の言葉に少し喜びながらアイスを食べようと提案した。

涼を探しているときに、なぜ存在しているのか分からないようなお土産屋をみつけた。少し興味が湧いて中を覗いてみると、ここら辺の名物(?)だと言われている梅アイスが売っていたのだ。どんな味かは分からないがとても食べてみたい、と言う気持ちにかられたのだ。

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