6 『え、海くん?』 涼は慌てて海に近寄る。 「あーもー、何もなくて良かった。あそこでとめるとか心臓に悪い」 そう言って海は涼を抱きしめた。 『ぁ…ぇあ?か、海くん?心臓悪かったの?』 いきなりの行動に照れながらも心臓に悪いと言った海を心配する。 「はは、悪い。そう言う意味じゃないんだ。それよりも小腹、空いてない?」 心配までしてくれた涼を離し、立たせて海はそう聞いた。 『お腹、は…少し空いたかも//』 「ならアイス食べに行かないか?」 『行くーっ!!』 海は少し空いたかも、の言葉に少し喜びながらアイスを食べようと提案した。 涼を探しているときに、なぜ存在しているのか分からないようなお土産屋をみつけた。少し興味が湧いて中を覗いてみると、ここら辺の名物(?)だと言われている梅アイスが売っていたのだ。どんな味かは分からないがとても食べてみたい、と言う気持ちにかられたのだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |