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SSS
トリック・オア・●●!!
 

今日はハロウィン。


総悟は仕事中の土方の後ろに周り、襟元から氷を入れた。


「Σうああぁ!!?」

「土方さん♪『トリック・オア・トリート』でさぁ。」


ニッコリ笑う総悟に土方の拳骨が入る。


「お前、菓子やる前からイタズラしてんだろうが!!」

「痛〜。別に殴んなくていいじゃねぇですかぃ!オフィスティックバイオレンスでさぁ!」

「これは躾だ。」

「躾と言う名の少年虐待!!」


殴られたのを根にもっているのか、やんややんやと怒る。


「どうせ土方さんがお菓子を持ってる訳ないんだから先にイタズラしようが後からイタズラしようが一緒でぃ!」

「いつもやられっぱなしじゃないぜ。」


そう言うと土方は机の引き出しからチョコを取り出した。


「こ……これ。」

「お前が変なイタズラを企んで来るなんざお見通しなんだよ。」

「もう、それならそうと言ってくだせぇよ。」


お菓子を貰おうと手を出すと、反対に土方はお菓子を引っ込めた。

そしてニヤリと嫌な笑みを浮かべる。


「総悟、『トリック・オア・総悟』。」

「……へ?」

「聞こえなかったか?『トリック・オア・総悟』だよ。」

「それってつまり……ι」

「『総悟をくれなきゃイタズラするぞ』」


黒くニヤリと笑う土方に総悟は後ずさった。


「あっ…あんた何言って!」

「何言ってじゃねぇよ。さぁどうする。俺に貰われるか、イタズラされるか。」

「ふざけんな!そんなの無効でさぁ!」

「ほぅ。って事はイタズラの方を選ぶか。」

「違っ!!大体、どっちも一緒のようなもんだろい!」


どうせイヤらしい事しか考えてない。そのくらい、いつも一緒にいればわかる。


「一緒じゃねぇな。自分から来るか、イタズラされるかでヤり方が変わる。俺はイタズラでもいいんだぜ。むしろそういうプレイもやって見たいし。」


土方は手錠を取り出すと楽しそうにそれを眺めた。


「楽しい夜になりそうだな。」

「ヒッ!ιわかった!わかりやした!俺を捧げやす!煮るなり焼くなり好きにしろぃ!」

「フッ、上等。」



その後すぐに副長室の明かりが消されたのは言うまでもない。




おわり


ハロウィンネタでした。

『トリック・オア・総悟』は1年ぐらい前から考えてました。『総悟をくれなきゃイタズラするぞ』とか超萌え!!


ネタ提供
『ハロウィンネタ』
でした。


ネタありがとうございました!

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あきゅろす。
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