幻想ノ噺
４*
シェイは僕の出した精液を、ぺろりと舐める。
「っ！」
「フフ…甘露、ですね。」
穴があったら入りたい。
そんなことを考えていたら、シェイは、僕の腰の下にクッションを入れ、散々汚されてしまった肛門に精液を塗り込め、ツプリと指を入れてきた。
「んやっ！…きた、汚いよ…」
「汚くないです。…怖いですか？」
「………ちょっと。」
いつの間にか治まっていた震えが、また始まっている。
「…大丈夫。私に全て任せて下さい。」
「うん。」
「フフ…気持ちヨクしてあげます。」
ナカに入れられた指を、ぐるりと回し、優しく丁寧に、解していく。
二本目が入り、また少し拡張されていった。
その時、
「ひああん！」
「あぁ、コレ、ですか？」
「ひっ、ひぃっ！や、ダメッ！それ、おかしく、っあぁあ！」
コリコリとナカのシコリを押され、びくんびくんと、大袈裟なくらい身体が跳ねる。
「や、ダメッ！イッちゃ…！」
「少し、我慢してください。」
「んああぁっ！」
そう言って、シェイは僕の性器を掴んでせき止めた。
「やぁ！離し、離してぇ！」
「ダ〜メ。次は一緒にキモチ良くなりましょう？」
僕はコクコクと頷いた。
シェイの長い指が四本、ナカを解す頃には、もう思考がぐちゃぐちゃだった。
やめてくれ、と言っても、シコリを刺激するのはやめてくれないし、性器はせき止められたままで、イケないし…。
「そろそろ、いいですかね？」
ちゅぷん…
「んぁっ！」
抜け出ていった指に、反応してしまい恥ずかしくなる。
「類斗、入れますよ？」
「ん…」
熱い、熱い、ナニかが肛門の蕩けてしまっているだろう門を掠める。
「……きて、シェイ。」
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