異世界の姫君
此処に居ない人
起き上がって、自己紹介をされたので、自分もしなきゃと思ってして
此処は本当に日本なのかと、考えていたら
ふと、違和感があった。
それは私が着ていた服だった
「…服が…違う…」
私がいつの間にか着ていたのは、男物の服だった。
しかも、私に合わなかったらしく少し、だぼだぼで…;
「あっ!俺の母さんが着替えさせたんだからね!
俺達は、部屋の外で待っててさ;
琥月さん服びしょびしょで、そのままだと風邪ひくからと思ってさ……
ついでに、その服は俺のなんだ。他に琥月さんに合う大きさのなくってさ…
でも、俺のでも大きそうだね…;」
私が服のことを言ったから、慌てて沢田さんが説明してくれた。
顔を真っ赤にさせながら…
何でそんなに、真っ赤にさせる必要があるのかな?
私は、着ていた団服は何処にあるのだろうと思っただけなのに…
又、私が考え事に浸っていると突然小さい子供の声が聞こえた。
「 おい、お前その傷、どうしてそうなったんだ。
それに何故傷がすぐ治るんだ?」
「えっと、
誰…ですか?」
「…自己紹介が遅れた。俺はリボーン
そこのダメツナをマフィアのボスにするために来た家庭教師だ。」
「ちょっ…リボーン何言ってんだよ!琥月さんリボーンの冗談だから、真に受けなくて良いからね; 」
私に話しかけて来たのは、沢田さんの家庭教師と言うリボーンさんだった。
凄くちっちゃくて可愛い赤ん坊なのに、言っている事は大人顔負け
でもね、沢田さん
リボーンさんが言ってる事冗談だって言ってるけど
私には分かるんです
彼、リボーンさんが本当の事を言っているのを…
だって、私に質問してきた時リボーンさんは微かに私に殺気を向けていたから…
リボーンさんだけでなく、沢田さんがさっき言ってた獄寺さんと言う人も私に殺気を向けているから…
しかも、何故かは、分からないけど
沢田さんが私に近づくたびに、ビシバシ殺気が強くなって、刺さってくるんです;
神田みたいに強くないけど
でも、流石にビビりますよ;
ああ..こんな時アレンやラビ、リナリーがいて
助けてくれるのに……
(((ユウ!何苛ついてるんさ?!殺気半端ねーさよ!;)))
(((そうですよ神田。それに後ろを見た方が良いと思いますよ。後悔しないうちに
てか、見ろバカンダ!)))
(((うるせぇっ!!バカモヤシ!……..!?)))
((( わー!!唯が泣きそうな顔でいるさー!!!
どっ..どうしたんさ唯!!!)))
(((かっ..神…田 …こ…こわ..い…うっ…)))
(((あー…よしよし大丈夫さよー;
ユウ早く殺気しまうさ!!!)))
(((あ..ああ)))
(((ううっ..ひっく..…)))
(((…悪かった唯…)))
(((な..何か唯可愛いさ..)))
バシッ!
(((わてっ!痛いさっ!!!)))
(((変な気を起こさないで下さいよ。ラビ(黒笑))))
(((分かってるさ;…てか、唯泣いてるのリナリーにばれたら…;)))
(((なにやってんの?)))
(((わーリナリー!!!)))
(((なっ..ななな何でもないさっ!!)))
(((リナ…リー …っく)))
(((何で唯が泣いてるのかしら…ラビ、神田、アレンくん?)))
(((誤解さー!!!)))
(((違いますよ!これは神田のせいでっ!!)))
(((ちっ…)))
(((問答無用!!!罰として今日の晩御飯はなし! )))
(((そんなー!!!神田のせいなのにー)))
((( 巻き添えさー!!!)))
(((ちっ)))
(((ほら、いきましょっ唯!部屋に戻って顔を洗わなきゃね。)))
(((はぁい..。)))
あの後、私がリナリーの誤解を解いてアレン達はちゃんと御飯食べられたんだよね。
あの時の神田は任務帰りでイライラしてたんだろうな…
泣くぐらい怖かったし..
アレンやラビが平気なのが不思議なくらい..…
昨日迄は、一緒だったのにな..
何で此処に居ないんだろ…
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