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―――奈穂お姉様…
―――ちゃんと三つ巴を受け取ってくれた…?
―――それは、私の力の一部。
―――きっと、お姉様なら使いこなせる筈よ…。
―――私の生きたアカシとして、大切にしてね…。
―――それが有る限り、私はお姉様の近くに居ると思って…。
―――だって、私達は双子でしょ?
―――生まれる時は一つだったんだから…。
―――また、元に戻るだけ。
『わたし』は『あなた』
『あなた』は『わたし』
『ふたり』で『ひとり』
『ふたつ』で『ひとつ』
『本来の姿』に戻るだけ
世界でたった一つ、
『大切な大切な宝物』
今まで欠けていた『何か』
それは―――
―――…『あなた』
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