5 ―――奈穂お姉様… ―――ちゃんと三つ巴を受け取ってくれた…? ―――それは、私の力の一部。 ―――きっと、お姉様なら使いこなせる筈よ…。 ―――私の生きたアカシとして、大切にしてね…。 ―――それが有る限り、私はお姉様の近くに居ると思って…。 ―――だって、私達は双子でしょ? ―――生まれる時は一つだったんだから…。 ―――また、元に戻るだけ。 『わたし』は『あなた』 『あなた』は『わたし』 『ふたり』で『ひとり』 『ふたつ』で『ひとつ』 『本来の姿』に戻るだけ 世界でたった一つ、 『大切な大切な宝物』 今まで欠けていた『何か』 それは――― ―――…『あなた』 . [*前へ][次へ#] |