お父さんは どーも。春雨第七師団副団長の阿伏兎です、お見知りおきを。 …ん?…神威団長が来るのではなかったか…ですか。ご存知の通り、団長様はアナタと会うのは苦手…いや、面倒のようで。見計らった様に姿を消してしまったんですよ。 俺じゃ、不満ですか?…なら、良かった。…団長の事について聞きたい?…アナタなら、十分知ってるでしょうよ。相も変わらず天上天下唯我独尊、好き放題やってますよ。親の顔が見てみ…あ、悪い意味じゃないですよ? まぁ、あんな団長ですが下にいる部下が良い奴らばかりなんでねェ。心配は無用だと思いますよ。…ええ、本人は海賊王になるとか言ってますが、させる気満々の部下も居るんでね…俺じゃないかって?…あながち間違ってませんが、俺はどうでもいいですよ。あの人が海賊王になろうがなんだろうが、何時も通り自由な団長様で居てくれたら、それでな。 おっと、そんな事より長旅は疲れたでしょう。何せ宇宙を飛び回ってるアナタだ、この船に出会う確率なんて無いに等しい…なのに、わざわざ会いに来てくれたんだからな…ああ、団長の居ない事は謝りますよ。 わざわざ会いに来たってのに、万年反抗期な御子様で。 …そんなことより?…は、噂?……ど、どっから聞いたんですか、んな噂…う、嘘に決まってんだろが! まさか、此処に来たのはそう言う…………今すぐ団長探して嘘だと証明するんで、少し待っててもらえますかねぇ?多分、餌で釣れるはず…は??…息子がオッサンと付き合って…いや、それ以上の関係になってるなんざ噂を信じるオッサンに言われたかねェですよ、このすっとこどっこい! だぁあ、もう!座って茶でも飲んでてください、本当に! お父さんは心配性 (…副団長、甲板から「息子は婿に出しませんコール」が煩いんですが…) (………もうヤダ、あの親子) ((…副団長が嫁立場なんですか)) 話し相手=神威パピー 息子やらぬぞ、的な。 いきなり言われて敬語使うのも忘れて困ってたじたじな阿伏兎的な。 ……………………わぁぁ、すいませんすいません! [*前へ][次へ#] [戻る] |