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赤子

孔雀は、赤子のようにくあーくあーと鳴く。

その美しさゆえ、

大量に人間に殺されてきた孔雀は

もはや本当に

赤子同然だった。


子供を殺せる人間は

くあーくあーと鳴く孔雀を

いとも簡単に殺す


くあーくあーと、赤子のように鳴く孔雀には、
なす術も無い。


天国へ行った孔雀は、

沢山の子供達を背に乗せ、

何処までも遠くへ、飛んでいった。

その子供達の手には、

一本の羽が握られていた。


どこか遠くで

子供と孔雀が

くあーと小さな欠伸をした。


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あきゅろす。
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