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西崎の言葉に、オレは目を丸くする。


「…狗、って。…確かに生徒会会計としても、《ケルベロス》の幹部としても、日下部先輩にとって会長は上司になるんだろうけど…でも、」
「その《ケルベロス》の事も、おかしいとは思わないのか。」


「…え?」


西崎はオレの言葉を遮った。
ぶつけられた疑問、というよりは確認に、オレは戸惑う。


「…あんな四面四角な男が、何故、族などに入っているのか、疑問に思わないのか。」


「………それは、思った…。」


先輩は外見内面ともに、そーゆー場所が似合わない。
喧嘩もするし、さぼりもするけど、基本真面目で、常識人。清廉な精神の持ち主だと思う。


何で、《ケルベロス》に入っているのか疑問に思ってた、けど。



「日下部京一の父親は、御門暁良の父親の側近。懐刀と呼ばれる男だ。」

「…、え…?」


「日下部京一も、御門暁良を守り支えるべく、本家から派遣された存在だ。…つまり、奴が御門を裏切る可能性は、万が一にもない。」


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