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「夕飯、一緒に食べようかと思ったんだぞ、と」

「いいけど。今うち何もないよ?」

「違うって。外食だぞ、と」


勿論俺様の奢りで、とレノは得意気に笑う。
外食という言葉で財布の中身が心配になったのか顔をしかめたナマエだったが、奢りと聞いて顔色はすぐに明るくなった。


「お前ってホント現金な奴だな」

「ソルジャーはタークスより安月給なんです」

「お前は1stなんだからあんま変わんないはずだがな」


素知らぬ顔でナマエは両肩をあげた。
レノは呆れ調子に両肩を下げる。


「ま、兎に角行くぞ、と」




















「只今戻りました」


本社に帰って早々に、グリーフィングルームへ向かう。
それは勿論、まずはラザード統括に報告をしなければならないからだ。


「ご苦労だったね。ザックス、ツォン」

「いえ。長期ではありましたが、問題ありませんでした」


ルームの中央の椅子の横に、ラザードは立ち上がってザックスとツォンを迎え入れた。
ツォンから大方の報告を受けるとラザードは、しばらくは本社から離れる仕事が多くなる事を告げた。

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