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「やはりソルジャーが足りなくてね、神羅兵だけではとても対応しきれていないのが現状だ」
ラザードも疲れが溜まっているのか、以前より幾分やつれて見えた。
先程まで散々愚痴をまき散らしていたザックスも、それを見た途端に口を噤んでしまう。
「それを補うために、毎度毎度クラス1stの君に任せてしまい、本当に済まないと思っている」
「…まぁ、そういうことなら仕方ないよな。うん」
ラザードは済まなそうに微笑み、ゆっくり休んでくれと解散を言い渡す。
ツォンが一礼して脇をすり抜けるなか、ザックスはラザードに声をかけた。
「統括、ちょっといいか?」
聞きたい事があるんだけど、とザックスは歩みよる。
しかしラザードは申し訳なさそうに首を横にふった。
「すまないがまた後日にしてくれ。今日はこのまますぐ会議に行かなければならない」
「あ…あぁそう、悪ぃ」
ラザードもまた、足早にザックスの横をすり抜けていってしまった。
「この前の無断欠勤の話、…まぁ、また今度か」
ザックスは首をコキッと鳴らし、自分もブリーフィングルームを出ようとした。
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