こんな調子で残りの時間も過ぎていき、甘い空気を作ろうとする俺と、そんな空気になりかけたと思ったら、容易くぶち壊してくれる愛姫。甘い空気に慣れてねぇから、すぐに真っ赤になって照れる愛姫。
必死に耐える俺の気も知らず、無防備にも寝てしまい、俺はますます彼女を選んでしまった自分を恨む。
いつまでこんな禁欲生活が続くんだ……
23歳なのに、俺とのキスしか知らない女。メチャクチャに鳴かせてみたいとも思う。
俺のものって証を刻みたいから。
だけど初めて愛してると思えたコイツに、簡単に手が出せるわけがない。これから長い時間をかけて大事に大事に愛してやるんだから。
そんなことを考えてるなんて知らないだろう無邪気な寝顔。
「お前も少しは警戒心を持てよ馬鹿」
そう呟きながら隣に寝るが、自制心と性欲の闘いが朝まで続き、眠れなかったのは言うまでもないだろう。
この太った可愛い天使のせいで。
FIN.
→後書き*オマケ
*←→#
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!