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goodbye boy
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叔母さんには一言「家にもう帰りたくない」とだけ言った。
家庭内暴力かと聞かれたが違うと首を振った。



「事情を知らないとどうすることもできないのよー」



眉を下げる叔母さんに僕は困らせてはいけないと思い正直に全てを話した。
男の直を好きになってしまったこと。
直と恋人なこと。
晴兄が直を好きで直も実は晴兄が好きなことも。
今日が二年記念日で家に帰ったら晴兄と直がセックスをし始めたことも全て。
だけど途中は涙であまり喉が震えなかった。



「…しぐちゃんは本当に家に帰りたくない?
それって一生?」



僕は深く頷いた。



「お母さんとお父さんには悪いけど、僕は晴兄と直がいるあの家に帰りたくない。

…顔も見たくない」



愛するって大変だね。
一瞬で、僕の思いは憎しみに変わる。



「なら私の弟が理事長の学校に行かない?
学費もタダで全寮制、生徒もほとんどが同性愛者だから偏見もないしエスカレーター校よ」



叔母さんの言葉に僕は目を輝かせた。





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あきゅろす。
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