誰かに聞いた怖い話
・・・ミーコ11
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『何故そんな事を言うんです!ミーコが亡くなったばかりだと言うのに!それなのに…』
『そうですよ、おじさん…それじゃあ、あんまりですよ』
『君達の気持ちは痛い程わかってる…あの娘の父親としては、感謝しても、したりないくらいだよ』
『だったら…』
『だからだよ、みんな君の為なんだよ!君にはあの娘の事を忘れて…幸せになって貰いたいんだよ…手遅れになる前に…』
『俺の為?』
『…手遅れ?』
おじさんの意外な言葉に、俺達は思わず顔を見合わせていたんだ
『昼間おじさんが言っていた、彼に話したい事って…それなんですね?』
『俺達に…、詳しく話してくれますよね?』
瞬きもしないで、じっとミーコの父親を見つめている彼に代わって、俺はおじさんに尋ね掛けていたんだ
『お父さん、話してあげましょうよ…そうしないと彼も納得しませんよ…私は大丈夫ですから…』
『…そうだな…うん、やっぱりそうしないといけないな』
『君達よく聞いて欲しい、私達夫婦には、二人の子供がいたんだ…あの娘の他に、もう一人…』
『もう既にあの娘から聞いていたかも知れないが、あの娘には歳の離れた姉がいたんだ』
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