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√Jside
一旦自分家に戻って服だの下着だの鞄に詰め込んで、亀の家に着いた。
ポストに近づいて中を確認する。
スーパーの広告が入った封筒とかガス代のレシートとかは入ってたけど、あのショッキングピンクの封筒は入ってなかった。
「はぁ…。」
一安心して家に入った。
「腹減ったなぁ……なんもねぇや;;」
俺はコンビニに歩いて買物に行った。
「何にしよっかな…(俺も亀もパスタ好きだからそれでいっか。)」
買い物を終えて、歩道橋の階段を上がると夕日が真っ赤に燃えてた。
雲の回りがカァーッて光ってて
「うわ〜ちょーキレー…。」
だった。
亀と一緒に見たかったな〜。
買い物して、帰りにここ渡って、
「仁見てっ、超綺麗〜」
とかって俺の服の袖引っ張って亀が…
って!
俺妄想してる場合じゃねぇ。
「…さっ、帰っか」
そう言って階段を下りているときだった。
―ドンッ!
「っ!?」
後ろからの衝撃に
前につんのめって
手摺りを持ってた手に変に力が入って、グキッて言った気がした。
でも堪え切れずに
結局下まで落ちた。
「っいってぇ〜…」
階段が後5段だけだったのは
不幸中の幸い。
「大丈夫ですか!?」
ザワザワ人が寄ってきた。
あんま事故大事にしたくない。
「いって…あっ大丈夫ですから!;ごめんなさい(笑);」
スクッと立ち上がって颯爽とその場を立ち去った
明らかな手首の違和感と
親指の爪がジンジンするのを我慢して。
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