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ポストを開けると入っていたのは…
ショッキングピンクの封筒。
糊付けはされてない。
封筒を持って家の中に戻った。
「開けるよ?」
「うん…。」
中から真っ黒な便船。
ひらくと、新聞や雑誌の文字を貼り付けてあった。
[和也愛してる]
って文字がところせましと貼られてる。
「んだょ…コレ…」
「仁…封筒に…」
「ぇ…」
封筒の中にまだ何かあったみたいで、亀が先に見つけてしまった。
切り刻まれた
黒揚羽蝶。
これから待ち構える大きな影に
ほんの少し
恐怖を感じた。
「気持ち悪っ…。」
「これって…俺、ストーカーされてるってこと?」
「……相当性質の悪そうな‥ね。」
「もぉ〜何なんだよ…」
「取り敢えず、中丸達に相談しよ?もうそろそろ仕度しないと遅れそうだしっ。」
「うん…。」
楽屋につくと、あの封筒をだしてみんなに全部話した。
「まぢか…。」
聖が苦い顔をする。
「ねぇ、マネージャーに言ったほうがよくね?」
中丸が亀を説得するように言った。
「言っちゃうとまた大袈裟になるし、あんまり触発しないほうがいいと思って…」
「まぁ、なぁ…」
「でもさ、蝶を切り刻んで入れた意味って何なんだろう。」
上田がボソッと呟いた。
「ただの脅しじゃん?」
「聖って単純(笑);そぉだなぁ〜…。ストーカー=亀梨君ヲタクってことでしょ?」
「まぁなぁ…。」
「ヲタクって言っても俺とは部類が違うけど(ガンダムヲタク)この蝶って亀梨君なんじゃないかなぁ?」
「えっ…俺?」
「亀…命狙われてるってこと?」
「……否定はできないかな。」
「ってか田口って変なとこで鋭いよな;」
中丸が苦笑いしながら言った。
「取り敢えず、亀を一人にしたら絶対ダメだね」
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