page3/9 ポストを開けると入っていたのは… ショッキングピンクの封筒。 糊付けはされてない。 封筒を持って家の中に戻った。 「開けるよ?」 「うん…。」 中から真っ黒な便船。 ひらくと、新聞や雑誌の文字を貼り付けてあった。 [和也愛してる] って文字がところせましと貼られてる。 「んだょ…コレ…」 「仁…封筒に…」 「ぇ…」 封筒の中にまだ何かあったみたいで、亀が先に見つけてしまった。 切り刻まれた 黒揚羽蝶。 これから待ち構える大きな影に ほんの少し 恐怖を感じた。 「気持ち悪っ…。」 「これって…俺、ストーカーされてるってこと?」 「……相当性質の悪そうな‥ね。」 「もぉ〜何なんだよ…」 「取り敢えず、中丸達に相談しよ?もうそろそろ仕度しないと遅れそうだしっ。」 「うん…。」 楽屋につくと、あの封筒をだしてみんなに全部話した。 「まぢか…。」 聖が苦い顔をする。 「ねぇ、マネージャーに言ったほうがよくね?」 中丸が亀を説得するように言った。 「言っちゃうとまた大袈裟になるし、あんまり触発しないほうがいいと思って…」 「まぁ、なぁ…」 「でもさ、蝶を切り刻んで入れた意味って何なんだろう。」 上田がボソッと呟いた。 「ただの脅しじゃん?」 「聖って単純(笑);そぉだなぁ〜…。ストーカー=亀梨君ヲタクってことでしょ?」 「まぁなぁ…。」 「ヲタクって言っても俺とは部類が違うけど(ガンダムヲタク)この蝶って亀梨君なんじゃないかなぁ?」 「えっ…俺?」 「亀…命狙われてるってこと?」 「……否定はできないかな。」 「ってか田口って変なとこで鋭いよな;」 中丸が苦笑いしながら言った。 「取り敢えず、亀を一人にしたら絶対ダメだね」 . [*前へ][次へ#] |