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作者でも分かるとまと同人誌情報コーナー
ドキたま/すたんぷ第三巻経過報告:05(サンプルあり)(2014/08/23)



恭文「というわけでドキたま/すたんぷの経過報告です。本編は四話目まで書き上がり、現在五話目の途中。
……でもやばい! このまま迂回ルートに入らないと、次巻で終わりそう!」

古鉄≪まぁ直地点なお話ですし、それで正解かもしれませんが。
なのでちょっとだけ迂回ルートに入ります。まずは……こちら≫


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


試験当日、バトルベース四基からなるフィールドで、僕はνガンダムヴレイブを駆る。

試験は実に簡単。塾生とのバトルに勝てというものだった。対するはGNアームズを装備するガンダムキュリオス。

作り込みも半端なかったが、なんとか懐へ入りマーキュリーレヴのレールガンソードで両断。


≪BATTLE END≫


消えていく粒子、停止するガンプラ……それを見ながら金髪ロングの男性は、悔しげな顔で俯く。

それが気になりながらも髪と背筋を正し、彼へ一礼。


「いい試合でした、胸をお借りできてよかった」

「……入塾試験通過、おめでとう」


右側から出てきたのは、黒スーツに赤いスカーフを巻いた女性。くり色の髪をアップにし、眼鏡をかけている。

身長は百七十を軽く超え、左手にはアタッシュケース。穏やかな物腰で彼女は、僕に右手を差し出す。


「新入生君」

「ありがとうございます」


握手した瞬間、彼女はより深く笑みをこぼす。


「奇麗な手ね。傷ひとつない奇麗な手――激戦を勝ち抜ける手じゃない、甘ちゃんの手。……バースティン!」


だが彼女は握手を解除した途端、温和な空気を一変。殺気立った瞳で男性を睨みつけた。男性は思わず背筋を正し、ガクガクと震える。


「は、はい! マクガバン先生!」

「入塾希望者は全力でたたき潰せと言っただろう……このうすのろが! 罰としてグラウンド三十周!」

「はい!」


彼は慌ててバトルルームから出ていった。面食らっていると、マクガバン先生は温和な表情を取り戻す。

それからバトルベース上に立っている、νガンダムヴレイブを手に取った。


「面白い武器を持っているわね、どこでこれを」

「それは友人から」

「そう言えば少し前に入塾したあのガキ」


口調が雰囲気と合っていないんだが、これは……待て。少し前に入塾した、あのガキ?


「アイツのストライクにも同じ武器がついていたわね」

「……トオルが! トオルがこの塾にいるのですか!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「はい、迂回ルートなガンプラ塾編です。そしてこのお話、半分以上僕の出番がない!」

古鉄≪しょうがないでしょ、あなたは入ってないんですから。とまかので入ります? それで大暴れ≫

恭文「楽しそうだねー。そしてすご腕だけど実は……なエレオノーラ・マクガバンも登場」

古鉄≪こちらは漫画『ガンダムビルドファイターズA』の登場人物ですね。背の高い律子さんと覚えてください≫

律子「やめてー! それ私にまで被害が出るじゃない!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


それから三時間後――機体(ガンプラ)を突撃させ、目の前にいる青いアストレイへ肉薄。

この機体はアストレイブルーフレームセカンド。ガンダムSEEDの外伝に出てくる、主役機の強化形態だ。

アストレイはその軽量さと、まさしく骨というべきフレームが露出しているのものが特徴


そんなアストレイが唐竹に振るう大剣『タクティカルアームズ』を左に避け、右腰に差してあるアーマーシュナイダーを奪う。

そのまま胴体部へ突き立て、近くのビルに激突。その衝撃でアストレイの動きを止めた。

……タクティカルアームズを拾い、すぐに変形。刀身は二つに分かれMS用砲台の足場となり、中央に仕込まれていたガトリングが露出させる。


武装があればここまでする必要もないが、あいにくこのガンプラ(ホビー・ハイザック)は素手だ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「そして新たなガンプラ、ホビー・ハイザックブレイヴも登場」

古鉄≪大活躍しますよ、具体的には無双します≫


(ざっくりです)


恭文「そしてアニメの過去を描いているわけで……こんな人達も登場します」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


三時間もぶっ続けで、リンチ同然なバトルをするなんて……さ。健康にも差し障るから、マクガバン先生には抗議するらしい。
そういうのも必要なんだよ。全寮制のスクールというのは、ある種の閉鎖性を孕んでいる。
イギリスにもあったよ、そこで熱血指導……はっきり言えば教師陣によるいじめが横行して、生徒が死亡した事件はね。

ただそれがどこまで通用するか。マクガバン先生は熱狂的な二代目信者だ、聞く耳は持たないだろう。
それこそ刑事事件に発展でもしない限り……グランパに相談してみようか。もしかしたらこっちも無理かもしれないけど。
グランパが僕をここへ入れたのは、こういう側面を見せるためでもあるだろうし。

ガンプラバトルは楽しいだけじゃなく、勝利至上主義という側面もあるってさ。でも……なぁ。
後ろのソファーで気持ちよく寝ている彼を見ると、どうにも不安が拭えない。死人が出る前にとか言って、説得しよう。

「ジュリアン、聞いてるか?」

「あぁ、大丈夫だよ。変な武器を使って……だったよね。えっと、十徳ナイフみたいな」

「そう! 機体はダメージ表現されまくりなストライク!」

「それで負けたと」

「……なんか凄い目つきでさ、その新入生。まるでメイジンに睨まれたみたいだったぜ。あんなのばっか増えちゃうのかなぁ」

「類は友を呼ぶ――日本のことわざだったかな」


紅茶を一口……うーん、いい味だ。日本の紅茶も悪くないよ、ここのは好みなんだ。


「二代目メイジンのやり方は批判も多いけど、ガンプラバトルが盛り上がるには必要だった。
そうじゃなかったらマクガバン先生のような崇拝者もいないし、ここそのものが存在していない」

「まぁ、そりゃ分かるんだけどさ。でも……メイジンになっても、結局は二代目のコピーで終わるって考えたらなぁ」

「……そうだね」


◆◆◆◆◆


「君は」

「君と同じく三期生の技術(ビルダー)選考、アラン・アダムスだ。単刀直入に言おう」


アラン・アダムスは僕の向かい側へ座り、左腕をテーブルに載せながら不敵に笑う。


「ユウキ・タツヤ、君のガンプラではメイジンになれない」

「……は?」


すまん、反応として失礼なんだとは思う。ただその、いきなりドヤ顔で言われたものだから……なんだ、この現代版ジャイアンボイスな彼は。


「えっと、アダムス……くん?」

「アランで構わないよ。もしボクの言葉が疑問だと言うのなら、そのまま受け取ってほしい。
……先ほどの授業、見せてもらった。君にはバトルの資質がある」

「見ていたのか! 全く気づかなかった!」

「二階の通路からだしね、それはしょうがないよ。いや、感動を通り越して恐怖すら覚えたよ。
武器のない機体(ホビー・ハイザック)を駆りながら、地形を利用し多数の敵と戦い続ける。
並のファイターにはできない事だ。――だからこそ、ボクのガンプラを操縦しないか!
それだけの資質を持っていても、ガンプラ塾は甘くない! 君はファイターの資質を伸ばすべきだ!」

「君が作って……僕が、戦う?」

「そう、君が戦って、僕が作る!」

「それはアリなのか!」

「アリだ! 実際コンビを組んで、授業を受けている生徒達は多数いる!」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


恭文「アランの声は木村昴さん。二〇〇五年から始まった新生ドラえもんでのジャイアンです」

古鉄≪あぁ、だからジャイアンボイスなんですね≫


(ビルドファイターズではバトルシステムの音声も担当しています。最初と最後にかかるあれです)


恭文「まだジュリアンは……最新号のガンダムエースで、退塾のきっかけとなった事件が始まりそう」

古鉄≪やっぱガンプラ塾、潰しません?≫

恭文「遅いと思うなぁ、いろんなものが」


(ていうか、潰して後にどう繋げろと)


恭文「それで僕も活躍するよー。こんな感じに」


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


タツヤがいろんな意味で大変だった頃、僕は再調整完了したクロスボーン・ガンダムゴーストで。


『蒼凪先輩、覚悟ー!』

『『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』』


三機のVガンダムに囲まれ、月面を飛んでいました。Vガンダムは『機動戦士Vガンダム』に出てくる前半主人公機。

流線型のデザインに、初代ガンダムを思わせるシンプルなデザインが印象的。

本来はコアファイター、上半身なトップリム、下半身なボトムリムが合体している可変機。


なので同型機があれば、故障してもパーツごと交換するだけでOKという整備性の高さが特徴。

まぁ今襲ってきているHGはそこまで再現してないんだけど。てーかこれはあれか、クロスボーン・ガンダムゴースト本編か。

……右のバタフライバスターをソードモードにして、背後の唐竹一閃を受け止める。


左のバタフライバスターソードで、二次方向からの刺突を払い……すかさずフレキシブルスラスターを最大噴射。

右上の一本を背後の胴体へ向けると、胴体部が炎によって穿たれる。


『な、スラスターで!?』


それに構わず反時計回りに回転。二刀で前後の二基を払いつつ、タイミングを遅らせ飛び込んできた三機目に斬りつける。

それはとっさに展開した、左腕のビームシールドで防御される。……その間に背後を取っていた一機は爆発。
二機目は月面すれすれに吹き飛ぶも反転し、再加速して飛び込んでくる。

「お兄様」

「おい、防がれたぞ……もぐ」

「シールドもしっかり作り込んでるね、バスターじゃ破れないか。……でも」


防御させたまま、ゴーストをその場で錐揉み回転。更にフレキシブルスラスターの微妙な制御により、機体も月面と並行になる。


「おぉ、これは!」

「機動性はこちらが上!」


そのまま鋭い回転も交え、唐竹の斬撃――刃はビームシールドの防御範囲すれすれを抜け、Vガンダムの両肩を断ち切る。

シールドとサーベルを持っていた両腕が落ち、Vガンダムは無力化。


『なにぃ……カーティス斬りだと!』


はい、クロスボーン・ガンダムゴースト劇中で、カーティス・ロスコがゾロアット相手にやったやつです。最初にぶった斬った時から二段構えだったのよ。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


古鉄≪あなたはいろんな意味でキンケドゥ・ナウ、カーティス・ロスコポジですね≫

恭文「だねぇ。……あ、それと十一月にHGUCクロスボーン・ガンダムX1が発売予定です。
えっと、コアファイターやブランドマーカーなどのエフェクトパーツもついて千九百四十四円だっけ」

古鉄≪まだネットの情報のみなのであやふやですが、二十五日発売の模型雑誌で詳しく出ているそうです。
あとは今日から幕張で開催されたキャラホビですね、興味がある方はそちらでどうぞ≫

恭文「これでできるよ、マーキュリーレヴ持たせて」

古鉄≪『存在しないはずの機体』が、『存在しないはずの武器』を持つ図柄ですか≫

恭文「そうそう」


(楽しみだなー、十一月かー。今までクロスボーン・ガンダム出たとこ、これで挿絵が作れるなー。
本日のED:奥井雅美『紫音‐sion‐』)





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