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[前]夜空舞う、銀の蝶
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隼人君を追いかけて外に出ると、ツナが出てきた。


「あっぶね──っ
ヘタしたら半殺しになるとこだったぜ…………」




目に余るやわさだぜ


「!
蝶!と…き…君は転入生の…!」


シュボッとライターに火を灯し、煙草を吸う隼人君。

隼人君、それ、風紀委員の前でやる事じゃないよね?

そうこうしている内に、ツナはその場から逃げようとしていた。


「おまえみたいなカスを10代目にしちまったらボンゴレファミリーも終わりだな」

え!?と驚くツナ。
私の方を見てきた。たぶん、私が何か知っているとわかったんだろう。
…超直感、なのか?


「オレはおまえを認めねぇ
10代目にふさわしいのは、このオレだ!!


な!?


…確かに、今のツナより強さは上だ。でも、ボスになるには 強さ だけじゃなれない。
しかも、ボンゴレのボス。
ボンゴレの血
それがなくては、なれない。







(…隼人君)

(本当は…)

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