無邪気な君とロリコンな僕
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「あぁ、はい、これ。」
僕は興奮と緊張を一緒に感じていた。
彼女の肌に触れている。
彼女が目の前で微笑んでいる。
彼女のピンク色の唇が目の前にある。
僕は抱きしめたい衝動をこらえながら、彼女にさっきまで描いていた絵のページを開き、それを渡した。
「うわぁ、すご〜い!お兄さん絵ぇうまいね!すごいよ!」
それを見た瞬間、彼女は両手でスケッチブックを持ちながら、嬉しそうに幸せそうに微笑む。
僕もそんな彼女の表情を見て、微笑んだ。
「気に入ったなら、それあげるよ。」
運がいいことに、彼女に見せたスケッチブックには、日ごろ感動した風景などしか描かれてなく、膨大な量の彼女の絵は他のスケッチブックに残っている。
「え?本当?やった〜!」
彼女は嬉しそうな表情で、彼女が描かれている絵と僕に、視線を交互に向ける。
そのしぐさが可愛くて、僕はどうにかなりそうだ。
時間がこのまま止まってくれたらと、初めて願うほどに。
だって、これは最後のつかの間の幸せ。
「あぁ、本当。僕は明日でこの村を引っ越すから、話したことはあまりないけど、いつも一緒に公園にいた君にお礼としてあげるよ。」
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