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Silver Chain




花音が姿を消して

結局、何の手掛かりもないまま

5年が過ぎた。


俺は、暗部を辞め、
上忍師になった。


「カカシ先生ってばよー!今日も草刈かよ!?
なんか、こう…忍らしい任務はないのかってばよーっ!」


「もぉっ!ナルト!
口ばっかり動かさないで手を動かしなさいよっ!」


「…フンッ」


九尾を封印されている
ナルト


うちはの生き残りの
サスケ


まさか、この二人の上忍師になるなんて…


これも何かの因縁か…


四代目の息子に


イタチの弟


俺と花音にとって


気っても切れない縁だ。


花音が、今の俺の姿を見たら

さぞかし、驚くだろうなぁ…


「早くしないと、日が暮れるぞぉ。」


俺は、愛読書を片手に
木陰に腰を下ろし

子供達を急かせた。


「そう言う先生こそ、手伝ってくれってばよ!」


「気が向いたらねぇ〜」


なあ、花音


今、同じ時間を過ごせたら
どんなに、楽しかっただろうか…


いや、花音が居なくなったから

俺が変わったのか?


あのまま時が過ぎていたら


今の俺は、なかったかもしれないな…





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あきゅろす。
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