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小説
神の憂鬱! 7



   ー翌日ー



俺と中島は待ち合わせをして神の家へと向かっていた


今日は土曜日。
正直中島の野球レッスンをしなくて嬉しいぜ…くっくっく



『あ゛ぁ〜…いってぇ…』

「どうしたのさぁ?」

『昨日の姫さんの買い物のリスト多すぎて筋肉痛…。』


俺がそう言うと中島は笑い出した


『笑い事じゃねぇよばかー…』


「ごめんごめんー!きっとたるんでんだよぉ!だから今日の帰りは野球してくかぁ」


『…え』


「ん?なんだよぉ?」

『い、いや…別に』


余計笑えなくなってきたじゃねぇかよぉおおお!!;





「あ、ついたよぉ!」

『…よし、とりあえず今は神の説得に集中だな!!』



野球の事は忘れるんだ野球の事は忘れるんだ野球の事は忘れるんだぁああ!!!!



よし、これで頑張れる気がする!



「神ちゃんの説得が終わったら野球だから頑張ろうねぇ!」

何ですぐ思い出させるんだぁあぁぁああああ!!!!?;







なんて俺が思っている間にも、中島がインターホンを押す



――ピンポーン



「はーい」



扉を開けたのは姫さんだった


「いらっしゃい。昨日はありがとね♪さぁ上がって」


『「おじゃましまぁす」』



玄関に入ると、女の人用の靴しかない事に気付いた


『…まだ相手の方は来ていないんですか?』

「ええ。あと30分もしたら来ると思うわ」



そして俺らは居間へと通された


座布団の上にあぐらで座ると、姫さんがお茶を出してくれた


気が利く人だぁあ…


『あ、ありがとうございます』

「わざわざすみません…」



「いいのよ。実はね、貴方達を招いたのは他でもないの」


ん?それは昨日聞きましたよ姫さん?


「神をここへつれてきてほしいのよ」


『へ?俺らは説得しに来たんじゃ…』

「助かるわ!ありがとう」


ちょ、通じてねぇw


「部屋から連れ出してくればいいんですよねぇ?なら全然大丈夫ですよぉ」



中島がそう言うと姫さんはにっこり笑った


「ありがとう!神はさっき外に飛び出して行っちゃったの…よろしく頼むわね♪」



『「え゛ぇえ゛え゛ー!!?;」』



そして俺らは神探しの旅に出た。




つか家の中招く前に言ってくれよ…。




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