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ColorfulDays!



「ゲーム水原1−0」


「サービスゲームキープ!!」




ひとまず安心だわ!




「中々やるっスね。でも、女の子相手に負けてちゃこっちの立場ないんでこの勝負勝たせて貰うっス!」

「負けらんないのはこっちも同じなんで!」




コートチェンジですれ違い際に会話を交わしながらお互いに自分の配置に着く






黄瀬君からのサーブを構える



「そんじゃ行くっスよ!」

スイッチが入ったように好戦的な笑みを浮かべてサーブを打つ黄瀬さん




てか…そのサーブは…






「あれって…」

「さっきりり子が打った…」





「き、消えるサーブ…?」


驚いてる間もなく気がついた頃には自分のコートにボールが入っていた


「ひ、15−0」


美月先輩も若干動揺してるのか、ジャッジが多少遅れた




「打たれた時は正直驚いたっスけど、打ってみると案外簡単っスね!」


屈託のない笑みで言葉を投げかけてくる黄瀬さん





うっそでしょー…?私、あの技を会得するのに二週間かかったのに。

本当に見ただけで消えるサーブを打っちゃうなんて…

という事は…私の超必殺レールガンもコピーされちゃう可能性があるって事だよね…?

この試合まずいかも…私の必殺技が全て封じられた…!!





「あれ?ラリーの応酬?」


あかりが2人のプレイを見ながら素っ頓狂の声を出す


「さっさとレールガンで決めちゃえばいいじゃない。あの球返せるのは男子テニス界の奴等でもそうそういないんだから!」

「違う…さっきの黄瀬君のプレイを見ただろ?消えるサーブはただでさえ高等技術でそこいらのテニス部員には打てないのに黄瀬君は一目見ただけでまったく同じように打った。という事はレールガンもコピーされる可能性があるって事だ」

「そんな…じゃあ、この試合…」

「あぁ、身体能力の数値の差もある分圧倒的にりり子が不利だ」

「ま、マジで!?りり子負けちゃうの!?」

「落ち着けあかり。策はある!いくら黄瀬君がコピーに長けてようと自分の実力以上の能力はコピーは出来ないと美月が言っていただろう?」

「どういう事よ、神子」

「つまりだ、桜花。いくら身体能力が高かろうと器用であろうと絶対的な経験値の差は縮まらない」

「ん?よくわかんないんですけど…?」

「まぁ、見てればわかるさ」


神子の言葉に再びコートに目を向けるあかりと桜花。





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あきゅろす。
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