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ColorfulDays!





「ゲームセット!6-3でゲーム青峰」





最初美月先輩がリードしてたんだけど、(青峰さんがラケットを中々使いこなせなくてそこに付け入って点数を取っていた)持ち前の飲み込みの速さであっという間に上達してしまい、結果テニス上でデータが少ない青峰さんの予想を超えたプレイで一気に逆転されてしまったのであった。





「おっぱいでかくなってから出直してこいや」

「むっかつくー!!くやしーーー!!」



さっきと一変して流れは帝光に傾いてきた
心底悔しそうな表情を浮かべて美月先輩がベンチに戻ってきた。多分美月先輩の中では試合に負けた事よりも胸の事を言われた事の方が悔しかったんだろうな…





「てか、今気付いたんだけどこの対決圧倒的にこっちの方が不利だったわ」


美月先輩の言葉にみんな一斉に顔を上げる


「どういう事よ?」




桜花先輩が問いかける




「こっちの得意分野で勝負を挑んできたから、一見私達の方が有利に見えたけど場合によってそれは大きなデメリットになるのよ」

「デメリット…ですか?」

「そう、そのデメリットとはね…こっち側のデータだけ丸裸同然って事なのよ」

「まさか…!」

「察しのいい神子なら気付いたでしょ?そうなのよ、こっちはあくまでバスケ上の彼らのことしかわからない。いくら身体能力、性格、癖がわかっててもテニス上のデータは真っ白。でも私達のテニス上のデータなんてちょっと調べれば積もるように出てくる。

最初から譲る気なかったのよ、あいつら」

「大方、私達の得意分野で叩き潰そうっていう魂胆だったんだろうな」

「フン、それがなによ!!相手に全て知られた上の試合なんて今まで腐る程やってきたじゃない。むしろ受けてたつわよ!全国二連覇…いや、三連覇の青学女テニス部に死角はないわ!!」




桜花先輩の喝に一斉に周りが固まる。



「な、なによ…!」



私達の反応にたじろぐ桜花先輩



「プッ…!あははははは」



美月先輩が吹きだす



「やー本当いいわ!桜花!」

「確かに桜花先輩の言うとおりですね!」

「こういうときはやっぱり桜花は頼りになるな!」

「桜花先輩最高ですー!」



「な、なによみんなして…気持ち悪い」



とか言ってるけどそんな桜花先輩の顔は真っ赤だ。



「弱気になる事はない!自分達の力を信じよう!」


桜花先輩に勇気づけられたのか神子先輩が気合を入れる


「「おー!!!」」




普段はレギュラーに対してめんどくさいと思う時もあるけど、試合になると一丸になるこの感じが好き。一人一人役割があってそれをチームの為に活かす。そんな風に私達は戦い抜いてきた。

一人じゃ出来ないこともみんなと一緒ならやり遂げられる!


青学テニス部の絆は女子も男子も固いのよ!!








ーーー 一方そんな青学チームをずっと眺めていた黒子


「テツ君どうしたの?ずっと相手チームの方見て…まさか気になる子がいるとか!」

「いえ…ただ、いいチームだなと思って眺めてただけです。彼女達が全国で勝ち抜いてきたのも頷けるなって」

「そうなの?」


黒子の言葉に桃井も相手側のベンチの方を顔を向ける。すると和気藹々と賑わってる彼女達の光景が目に入った



「本当だね。すごく楽しそう!」


そんな彼女達の姿に桃井は自然と笑みが零れた




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あきゅろす。
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