素直なアマノジャク【連載中】
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…イヤ…!
こわい。
こわい。
こわい。
こわい。
こわい。
こわい。
こわい―…!
必死に首を横に振った。
自分の意思は『No』だとわかってもらうために、大げさに首を横に振った。
「彼氏と別れたんだろ?」
彼氏?
…誰のこと?
ショウタ先輩とは1年近く会ってない。
「北高のお坊ちゃんとケンカしてんの見たし、最近店にこなくなったろ。」
北高…?
「浮気とかさせてモメんのもイヤだったんだけど、」
そうだ。
北高って…確か、
「別れたんなら問題ねぇよな?」
『あおいそら』の―…、
「…んぅっ…!!!」
いくら抵抗しても掴まれた腕はビクともせず、
むしろ、抵抗するなと言わんばかりにいっそう強く抑え込まれ、唇を塞がれた。
―…男なんて、みんなそう。
女の都合はおかまいなしで。
自分の欲望のことしか考えてない。
そんな生き物なんだ。
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