悪魔も喘ぐ夜
*
「あぁッ、ダメッ…！！」
すすり上げられるまでもなかった。
ここまで来るまでに何度も限界を訴えて
いた下半身は、口内に含まれ先走りを舐め
るように鈴口をつついた舌の刺激に耐えら
れずに放ってしまう。
しかしここまで我慢してきた反動で快楽
は色濃く、ビュクビュクとその舌の上に吐
き出しながら養護教諭を前にしてから戻り
かけた理性が溶けていく。
クロードはそれを嫌がりもせずに喉をな
らして呑み込んだ。
イッたばかりの先端を擦られ、管の中に
すら残すまいと吸い上げる吸い上げる動き
に口内に包まれたモノは疲れを知らずに再
び頭をもたげて、休む間もなくその口内に
残滓と先走りの混じったものを零す。
「なんや、この甘さ……。
これが、フェロメニア…？」
一度は驚愕に見開かれた目がスッと細め
られた。
「フェロメニアは淫魔を狂わせる、か…。
成程なぁ…。くたばりかけのジジイ共が
冥土の土産に欲しがるわけや」
「しゃべらなっ、ひゃうッ…！」
ジュルッと先走りを吸われて腰が跳ね
た。
その唾液が満たす口内に包まれながらろ
くな愛撫もなしに早くも鈴口をヒクつかせ
るそこは、吸われただけで放ってしまいそ
うだ。
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