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■ それぞれの秘密。
骸×雲雀/腐男子ネタ/若干シリーズ化。


並盛中

4限目授業中…

1人の黒髪の美少年が静まり返った廊下を早足で歩いている。

ある場所で止まり中に入っていく。
そしてその中にある個室に駆け込んだ。

(はぁ…我慢できないかと思ったよ。)

そう…ここはトイレの個室であって、本来男子トイレの個室とは「小」ではなく…いわゆる「大」をする場所である。

…しかしこの少年は「小」をするだけで満足げにでてきた。

「はぁ…なんであの草食動物達はこんな所に立って用をたせるんだろうね…。ましてや休み時間という群れが多い時なのに…。…立ってできないというのは男として恥ずかしいことなのだろうか…。ちょっと練習を…」

「お手伝いしましょうか?」

「いや…1人でやってみるよ…」

!?

黒髪の少年こと雲雀は突然聞こえたその声に驚き振り返った。

そこには怪しげな…いや、変態パイナップルがいた…。

「六道骸…!?なぜ君がここにいるの!?」

「何処にいたって僕の勝手です!ちなみにいつ何時でも雲雀君を見ていまs…バキィ!!

ストーカーめいた発言をする変態にトンファーで一発殴ってから我に返る…何処から聞いていたのだろう…そもそも声に出していたなんて…!顔に血がのぼっていくのが分かる。

「ねっねえ…何処から聞いてたの?」

「全部です。男として立ちションできないとは大問題です!僕が練習を手伝ってあげますよ。」

「はっ恥ずかしいからいい!!君…なんかいかがわしいこと考えてるでしょ!」

笑みを堪えきれなく、ニヤニヤした気持ち悪い顔が近付いてくる。

「そんな恥ずかしがらなくても…本当はしてほしいんでしょう?」

「…なっ////」

不覚にも耳元で囁かれ赤くなってしまう。

外ではとっくに授業が終わりの音が鳴り終わっていた。

「んっ…!!」

案の定、流されてキスをされる。

奴の舌が入ってきて口内を刺激し苦しくなって生理的な涙がでてくる。

「んぅっ…ん…はあ…!」

激しくなるキス…完全に2人の世界に入っていると不意にドアが開いた。


雲雀は骸のキスに酔いながらも驚きから目を開ける。

と…そこにいた人物を見て思わず骸を突き飛ばした。
……見られてしまった…しかも、数少ない知っている人に…。





「つな…よ…し?」


草食動物は訳も分からない様子で、どうする事もできず立ちすくんでいる。

「見られてしまいましたね〜!」

嬉しそうに笑う変態…。

雲雀がどう声を掛けようか考えていると、さっきまでとは異なる反応を示した。

「ひっ雲雀さんと骸って…そういう関係!?きゃあああ!!……じゃあこれからは妄想しなくていいんだ!?」



…………ん??



「おやおや?」

「綱吉?それはどういう意味で言ってるんだい?特に最後の所!」

「はっ!!俺思わず言ってしまった!!もうこのさいだから言っちゃいますけど………腐男子です!!」


!?!?!?!?!?


「「えぇっ!?」」

「では…綱吉くんはホモですか?」

「えっ?ううん!違うよ!俺は普通に女子が好きだよ?」

「…今まで黙ってた訳?そして妄想してたの?」

「はい♪」

雲雀が殴りかかろうとした瞬間…突然大声がした。

「じゃあ!!僕もこのさいだから言っちゃいます!……実は雲雀くんを盗撮した写真集持ってます!着替え中とか…クハ!!」





しばしの間





「どうされました?……とにかく言ってスッキリしちゃいました♪」



「骸っ!それ…絶対秘密にしといた方が良かったと思う………。」

「むう〜くう〜ろお〜!!!!!」



「あっあれ?カミングアウト成功したつもりで…!?すっすみません〜!!許してください!!」


何の変わりばえもない日常………変わったのは、このやりとりをニヤニヤして見ている草食動物が増えただけだ。



END…。






→復活〜!!しました(^^)

今回は初めて会話文だけじゃない文を書きました!

ツナ腐男子ネタ…続編とかシリーズ化してみようかな〜とか考えてます♪



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