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雪屑のエスカレーター




氷帝の高等部に入ることとなった私

そしてもう1つ、神様からの手紙が朝届いていた。
【お前に合わせてみんな高校生にしといたから、仲良くするんだぞ。】


「はぁ〜」

何、それ……
関わる気は私には無いよ
できれば当たり障りなく静かに暮らしていたい。



そんなこんな思いつつ、転校生としての挨拶を終わらせ

「じゃあ席は…向日と忍足の間だ」

担任が読んだのはまさかのモブ達の隣ではなく、大御所のテニス部のレギュラー2人の間。

私の平凡は無くなるのかな、なんて内心落ち込みながら2人の間の席に座る。

「津軽さん、俺は忍足言います。今日からよろしゅうな」
「俺は向日岳人だ。津軽よろしくな」


話しかけてきた…
最悪な展開だった。
関わる=平凡な日常は無くなる


「よろしくお願いいたします。」

こうなったら、社交辞令で溝を作っておこう
関わる気が無い事を意思表示して、とにかく避けておけば……


色々な関わりの回避方法を頭の中で考えながら、私は授業を受けた。




2014/2/12[Wed]

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