裏小説 5 グッタリとしたアイツのローブからレインが出てきた。白濁に汚れた口を拭きながら息をついたレインは俺が見たことがない顔をしていた。 布団の上に横たわるアイツを体を起こして見下ろすレインの顔は、獲物を前にした兄さん達みたいだった…。 ドキンと胸がときめく。 レイン…、カッコイイ? 「先生気持ち良かった?」 「う…。」 レインはアイツの顔に上方から顔を寄せながら、ゆっくりとアイツの服を脱がせはじめる。 「気持ち良かったよね?だって、この前の僕みたいに体ビクビクさせてたもん。先生のオチンチンもビキビキだったし。」 「言うな…。」 「クスクス、先生可愛い。先生って袋を噛むととっても気持ち良くなっちゃうんだね。少し痛いの気持ち良いの?」 そう言って、レインは全裸にさせたアイツを見て満足そうにユラリと尻尾を揺らした。レイン…、お前はドSだったのか。 レインは、半ズボンからスラリと伸びた華奢な足でアイツの腰の辺りを跨いで膝立ちしていた。 服を着たままのレインに反してアイツは全裸。 何も身につけてなくて、長い灰色の髪が痩せた体に絡み着いている。羞恥心で顔は赤らんで鋭い瞳は蕩けて涙ぐんで、眉は気弱に垂れ下がってレインを恐る恐る見ている。 可愛い…、 嫌々!違う違う。 俺が可愛いと思ってるのはレインだけだからな! そんなアイツを愛おしく見つめたレインは、痩身に纏わり付いた髪を摘んで外していく。時折、レインの綺麗な手が纏わり付いた髪に沿って痩身をなぞり、鋭い爪が触れるか触れないかの絶妙な加減でアイツの脇腹や首筋を行き来する。 一度イッて敏感になった体には十分な刺激なのか、次第に再びアイツの息が緩やかにあがってきた。 体に絡み付いていた髪がアイツから全て外された時には、アイツの瞳は濡れて期待したようにレインを見詰めていた。 「あれ?先生、乳首立ってる?」 「!?」 ツンと立った尖りをレインがマジマジと見詰めると、バッとアイツは両手で隠してしまった。 「まだ何もしてないのに、先生って気持ち良くなると女の子みたいに乳首立たせちゃうんだ?」 「ちっ違う。」 「ね、舐めて欲しい?それとも、この前みたいにコリコリ摘んで欲しい?」 アイツの顔をペロペロと舐めながらレインは問い掛けた。焦らすように、レインの長い尻尾がアイツの頬を撫でた。 「僕、先生がして欲しいことをしてあげたいんだ。だから教えて?」 ウルウルとした大きな瞳で見詰めながら、聞いただけなら健気な言葉をレインは吐く。 アイツは唇をギュッと噛み締めると、恐る恐る両胸を隠していた指を開いた。細くて長い指の間から興奮で硬さを増した尖りが突き出た。 「舐めてくれ…、レイン。」 顔を真っ赤にして羞恥心に震えながら、消えそうな声でアイツはレインにねだった。 レインはそれを聞いて、満足そうに笑った。 [*前へ][次へ#] [戻る] |