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あー、もうどうしよう。
思わず天を仰ぐ。
全然気づかなかったけど、今日は快晴だったらしい。太陽の光がじりじりと熱い。
「友達だって!? ふざけんな! 他の役員の方々はしらないけどっ、会長様は迷惑してらっしゃる!」
聞こえてきた会長、という単語に転校生以外の生徒が会長の親衛隊の子たちだとわかる。
取り合えず冬至に連絡しよう、とポケットに入れた携帯をとりだす。すぐに来るのは無理でも、連絡しておくに越したことはないだろう。
メールより電話の方が早い。
冬至の電話番号を至急探して、タップする。コール音が聞こえる前に視線を上げた先で、
「迷惑なわけないだろ!! 俺たちは友達だ! お前らみたいに遠巻きで見てるやつらばっかだからアイツらに友達ができないんだろ!!」
「なっ」
「お前らのせいだぞ!!」
親衛隊の子が怯んだ隙に、胸ぐらを掴みあげる転校生。
......ヤバイかも。
そう思ったのと同時、携帯を投げ捨てて走り出す。
転校生が右腕を振り上げたのが見えた。
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