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飼い犬になります

放課後、俺は旬介と一緒にたまり場に行く。

色さんに俺が旬介とクラスメートだということを告げると、毎日俺が旬介をたまり場に連れてくるように言われたのだ。

つまり!色さん直々の指令ってことだ!



護衛の意味も含めてだから、いざとなったら旬介の盾にならなきゃいけない。
まあ、俺は弱いから瞬殺されてしまうだろうけどな。

旬介は足が早いし、いざとなったらの緊急用の携帯を色さんから預かっているから最悪大丈夫だろう。




「俺さあ、お前が不良チームに入ってるなんて思わなかったよ」

「だってお前とは無関係そうな話だから黙ってたんだよ」

「へー。つか、啓太喧嘩とか弱いし。俺より弱いし。しかも髪の毛真っ黒だし。よくお前チーム内で虐められないよな」

「虐められないし。俺、一応色さんのお気に入りだし。つかお前よりは強いし」

「え、啓太ほどへたれじゃねえよ」


半分可哀想なモノを見るような目で見てくる。


「へっお前なんか総長に早く喰われちまえっ!!」


ギャーっと騒がしい反論を予想してたんだけど、旬介の方を向いたら、


「なんで顔赤くしてんだよ……?え、まさかもう喰われ「黙れし。それ以上何も言うな。言ったら一颯様に言いつける」



一颯様って言っちゃってるし、旬介を溺愛してる総長に旬介をからかったなんてバレたら俺死ぬ。






変な沈黙が流れたけど、ポツポツとまたたわいない会話をすると空気は元通りになった。

元々旬介とは気が合って仲が良かったけど、旬介がチームの関係者になって、一緒にたまり場行ったりとかして、もっと仲良くなった気がする。
たわいない会話でも、楽しかった。



俺がどんなに色さんがかっこいいかの話をしているうちにたまり場についていた。

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あきゅろす。
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