龍と花
カイ
なんだろう、常連さんなのかな?
・・・というか、なんでさっきから俺は見られているのでしょうか・・・!?
沈黙が流れる・・・
そんな気まずい空気を破ったのは、コーヒーを両手に持ってきたお兄さんだった
「お待たせ〜〜、って、カイ!!?」
お兄さんは俺がいたはずのソファに座っている人を見て声を上げた
「今日来ないん じゃ・・・」
「暇になった、彰(あきら)、こいつ誰だ」
「・・・っ」
ギロリと睨まれて思わずお兄さんのシャツの袖を掴んでしまった
ハッとして手を離して謝ると、全然いいよ。と頭を撫でられた
「こらカイ、睨んじゃだめだよ」
「睨んでねーし」
カイと呼ばれた人は、フィと向こうを向いてしまった
[*過去][未来#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!